年収400万以下こそNISAとiDeCoを両方使うべき理由。税金が戻ってくる仕組みを作る

※本ページはプロモーションが含まれています

NISAとiDeCoで税金が戻ってくる——年収400万以下の最強節税投資イメージ

年収400万以下こそNISAとiDeCoを両方使うべき理由。税金が戻ってくる仕組みを作る

「NISAかiDeCo、どちらか一方でいい」「年収が低いからiDeCoの節税効果は小さい」——これは間違いです。年収400万円以下だからこそ、NISAとiDeCoを同時に使うことで得られる恩恵が最大化されます。NISAは「増やした利益に税金がかからない制度」、iDeCoは「払った掛金が丸ごと所得控除される制度」。2つは補い合う関係にあり、組み合わせることで「投資で増やしながら、毎年確実に税金が戻ってくる仕組み」が完成します。数字を使って全部解説します。

目次

  1. NISAとiDeCo、何がどう違うのか——3分で理解する
  2. iDeCoで税金が戻ってくる仕組み——所得控除の計算式
  3. 年収400万円の人がiDeCoに月2万円入れると、税金はいくら戻るか
  4. NISAの役割——運用益を丸ごと守る「非課税の箱」
  5. 2つを組み合わせると何が起きるか——年収別シミュレーション
  6. iDeCoの掛金上限——職業ごとに異なる上限額一覧
  7. iDeCoの3つの制約——「60歳まで引き出せない」は本当に困るか
  8. どちらを先に使うか——NISAとiDeCoの優先順位
  9. 今日から始める手順——口座開設から確定申告まで
  10. まとめ——年収400万以下が「最も得する」組み合わせ

NISAとiDeCoの比較——2つの制度の違いイメージ

NISAとiDeCo、何がどう違うのか——3分で理解する

項目 新NISA iDeCo
正式名称 少額投資非課税制度 個人型確定拠出年金
税制上の恩恵 運用益・配当が非課税 掛金が全額所得控除
運用益も非課税
年間上限額 360万円(つみたて120万+成長240万) 職業により異なる(最大81.6万円)
引き出し いつでも可能 原則60歳まで不可
対象年齢 18歳以上 20歳〜65歳未満
受取時の課税 非課税(いつ売っても) 受取方法によって異なる(退職所得控除等あり)
向いている目的 中長期の資産形成全般 老後資金+毎年の節税

一言でいえば「役割が違う2つの非課税制度」

NISAは「増えた利益に税金がかからない口座」です。投資で得た運用益・配当を非課税で受け取れます。iDeCoは「投資しながら毎年所得税・住民税が減る制度」です。掛金を拠出するだけで、その年の税金が確実に減ります。前者は「未来の利益を守る」、後者は「今年の税金を今年取り戻す」——この違いが2つを組み合わせる最大の理由です。

確定申告と税金還付——iDeCoの所得控除の仕組みイメージ

iDeCoで税金が戻ってくる仕組み——所得控除の計算式

iDeCoの掛金は「小規模企業共済等掛金控除」として全額控除される

iDeCoに拠出した掛金は、1円も漏れず「小規模企業共済等掛金控除」として所得控除の対象になります。所得控除とは「税金を計算する元になる所得を、その分だけ引いてもらえる制度」です。

税金が戻る仕組み(会社員の場合)

① iDeCoに年間24万円(月2万円)拠出する
② 年末調整・確定申告で「小規模企業共済等掛金控除24万円」を申請
③ 課税所得が24万円分減る
④ 減った課税所得 × 税率(所得税+住民税)分の税金が戻ってくる

所得税率は収入によって段階的に変わる

日本の所得税は「累進課税」で、課税所得が高いほど税率が上がります。

課税所得 所得税率 住民税率 合計税率
195万円以下 5% 10% 15%
195万〜330万円 10% 10% 20%
330万〜695万円(年収400万前後がここ) 20% 10% 30%
695万〜900万円 23% 10% 33%

年収400万円前後の会社員の課税所得は概ね300万〜350万円程度になるため、多くの場合合計税率20〜30%が適用されます。iDeCoの掛金に対してこの税率分が税金として戻ってきます。

計算式と電卓——年収400万円の税金還付シミュレーション

年収400万円の人がiDeCoに月2万円入れると、税金はいくら戻るか

具体的な計算

条件:年収400万円・会社員(会社に企業年金なし)・独身

iDeCo掛金:月23,000円(上限)× 12ヵ月 = 年間276,000円

課税所得が276,000円減少する

所得税の軽減額:276,000円 × 20% = 55,200円
住民税の軽減額:276,000円 × 10% = 27,600円

合計還付・軽減額:82,800円/年

月23,000円を拠出して年間82,800円の税金が減ります。月換算すると約6,900円の節税効果です。言い換えれば、実質的な月の拠出負担は23,000円 − 6,900円 = 16,100円で23,000円分の老後資産を積み立てられます。

年収・掛金別の年間節税額一覧

年収目安 合計税率 月1万円拠出 月2万円拠出 月2.3万円拠出(上限)
年収〜300万円 15〜20% 18,000〜24,000円 36,000〜48,000円 41,400〜55,200円
年収350〜400万円 20〜30% 24,000〜36,000円 48,000〜72,000円 55,200〜82,800円
年収500〜600万円 30% 36,000円 72,000円 82,800円
年収700〜800万円 33% 39,600円 79,200円 91,080円

「高収入の人ほど節税額が大きい」のは確かですが、年収400万円でも年間5.5〜8.3万円が確実に戻ってきます。これは「確定利回り」です。投資の結果に関わらず、拠出するだけで必ず戻ってくる唯一の利益です。

非課税の箱——NISAで運用益を守るイメージ

NISAの役割——運用益を丸ごと守る「非課税の箱」

NISAがなければ運用益に20.315%が取られる

NISA口座以外(課税口座)で投資をした場合、売却益・配当金に20.315%の税金が自動的にかかります。10年で100万円の運用益が出たとすると、税金だけで約20万3,000円が引かれます。NISAを使えばこれがゼロになります。

iDeCoとの役割分担を整理すると:

  • iDeCo:掛金を拠出した「その年」の税金を減らす。老後資金を積み立てながら毎年確実に節税。
  • NISA:積み立てた資産が「増えたとき」に税金を取られない。中長期の資産成長を守る。

iDeCoが「入口の節税」、NISAが「出口の非課税」——この2つが揃って初めて、お金の流れ全体が最適化されます。

NISAは「いつでも引き出せる」自由度が最大の強み

iDeCoは60歳まで引き出し不可という制約があります。一方NISAはいつでも売却・引き出しが可能です。教育費・住宅購入・緊急の出費など、老後以前に必要になる資金はNISAで運用し、老後専用資金はiDeCoで運用する——この使い分けが理想的なポートフォリオになります。

NISAとiDeCoの組み合わせ——年収別シミュレーション

2つを組み合わせると何が起きるか——年収別シミュレーション

年収400万円・月合計3万円(NISA2万円+iDeCo1万円)・20年間のケース

項目 NISA(月2万円) iDeCo(月1万円) 合計
20年間の累計拠出額 480万円 240万円 720万円
20年後の評価額(年利5%) 約822万円 約411万円 約1,233万円
運用益(元本との差) +342万円 +171万円 +513万円
節税額(iDeCoのみ) 年約24,000〜36,000円 20年累計48〜72万円
実質的な「得」の合計 運用益342万円
(税なし)
運用益171万円
+節税48〜72万円
合計561〜585万円

月3万円の投資で20年間に生まれる「得」の総額は561〜585万円。これは元本720万円に対して約80%の上乗せです。課税口座で同じ運用をした場合と比べると、税金差だけで100万円以上の差が生まれます。

「戻ってきた税金」を再投資するとさらに加速する

iDeCoの節税で戻ってきた税金(年間約2.4〜8.3万円)をNISAの積立に追加投資すると、複利効果がさらに高まります。「税金が戻る→再投資→さらに増える」という好循環が生まれます。

職業と掛金上限——iDeCoの掛金上限一覧

iDeCoの掛金上限——職業ごとに異なる上限額一覧

職業・加入区分 月額上限 年額上限
自営業者・フリーランス(国民年金第1号被保険者) 68,000円 816,000円
会社員(企業年金なし) 23,000円 276,000円
会社員(企業型DCのみ加入) 20,000円 240,000円
会社員(DB+企業型DC加入) 12,000円 144,000円
公務員 12,000円 144,000円
専業主婦(夫) 23,000円 276,000円

企業年金のない会社員(中小企業勤務者に多い)は月23,000円が上限です。自分の会社に企業年金制度があるかどうかは、会社の総務・人事に確認するか、給与明細を見ると確認できます。

鍵と制約——iDeCoの60歳縛りのリスクイメージ

iDeCoの3つの制約——「60歳まで引き出せない」は本当に困るか

制約①:原則60歳まで引き出せない

iDeCoの最大のデメリットは資金拘束です。原則として60歳になるまで引き出せません。30歳で始めれば30年間ロックされます。

これを「困る」と感じるか「問題ない」と感じるかは、資金の性質次第です。「生活防衛資金(3〜6ヵ月分)を別に確保した上で、老後専用資金として拠出する」という前提なら、60歳縛りは全く問題になりません。むしろ「絶対に使えない口座」だからこそ、老後資金として確実に積み上がるというメリットにもなります。

制約②:受取時に課税される(ただし控除が大きい)

iDeCoの資産は受取時に課税されますが、受取方法次第で税負担を大幅に抑えられます。

  • 一時金で受取:「退職所得控除」が適用される。勤続年数(=iDeCo加入年数)が長いほど控除額が大きく、20年加入なら800万円まで非課税。
  • 年金で受取:「公的年金等控除」が適用される。65歳以上なら年110万円まで非課税。

多くのケースではiDeCoへの拠出時の節税額>受取時の税額となり、トータルで「得」になります。

制約③:口座管理手数料がかかる

iDeCoは国民年金基金連合会への手数料(月105円)が必ずかかります。さらに金融機関によって口座管理手数料が異なります。SBI証券・楽天証券・松井証券など手数料ゼロの金融機関を選ぶことで、余分なコストを排除できます。銀行や保険会社でiDeCoを始めると、毎月数百円の管理手数料がかかるケースがあるため要注意です。

優先順位の矢印——NISAとiDeCoどちらを先に使うかのイメージ

どちらを先に使うか——NISAとiDeCoの優先順位

結論:iDeCo→NISAの順で埋める

iDeCoは「拠出するだけで確定的に税金が戻る」という点で、投資リターンに関わらず必ずプラスになります。一方NISAは「運用益が出たときに非課税になる」制度なので、元本割れすれば非課税のメリットが発生しません。

確実な節税効果があるiDeCoを先に満額拠出し、残った余力をNISAに充てるのが合理的な順序です。

月の投資予算 推奨配分
月1万円 iDeCo:1万円 / NISA:0円(iDeCoを優先)
月2万円 iDeCo:1万円 / NISA:1万円
月3万円(推奨ライン) iDeCo:2.3万円(上限) / NISA:0.7万円
月5万円 iDeCo:2.3万円(上限) / NISA:2.7万円
月10万円 iDeCo:2.3万円(上限) / NISA:7.7万円

例外:近い将来に大きな出費が予定されている場合

住宅購入(3〜5年以内)・子どもの教育費(10年以内に必要)など、60歳前に確実に必要になるお金はiDeCoに入れてはいけません。その分はNISAで運用し、iDeCoは「老後のためだけの口座」として使いましょう。

スマートフォンと口座開設——NISAとiDeCoの始め方手順

今日から始める手順——口座開設から確定申告まで

NISA口座の開設(所要時間:30分)

  1. SBI証券または楽天証券のWebサイトで口座開設申込
  2. マイナンバーカードで本人確認(オンライン完結)
  3. NISA口座を同時申請(忘れずに)
  4. 審査通過後(3〜5営業日)、入金してつみたて投資枠の積立設定を行う

iDeCo口座の開設(所要時間:1〜2時間、反映まで1〜2ヵ月)

  1. 金融機関を選ぶ:SBI証券・楽天証券・松井証券が口座管理手数料ゼロでおすすめ
  2. 事業主証明書を会社に依頼する(会社員の場合):会社の総務・人事部門に「iDeCo加入のための事業主証明書が欲しい」と伝える。発行に1〜2週間かかるケースあり
  3. 加入申込書を記入・郵送する:金融機関のWebサイトから書類を取り寄せ、必要事項を記入して郵送。オンライン申請に対応している業者も増えています
  4. 口座開設完了(1〜2ヵ月後):審査・国民年金基金連合会への登録が完了すると口座が使えるようになる

節税分を受け取る方法——年末調整か確定申告

  • 会社員の場合:毎年11〜12月の「年末調整」で、iDeCoの掛金証明書(10月頃に郵送)を会社に提出するだけで自動的に所得控除が適用され、年末に還付されます。確定申告は不要。
  • 自営業者・フリーランスの場合:毎年2〜3月の「確定申告」でiDeCoの掛金を申告すると、所得税の還付と翌年の住民税の軽減が行われます。

まとめ——年収400万以下が「最も得する」組み合わせ

NISAとiDeCoを両方使う3つの理由を最終確認します。

制度 年収400万円での恩恵
iDeCo(月2.3万円) 毎年5.5〜8.3万円の税金が確実に戻る。20年で累計110〜166万円の節税
NISA(月2万円) 20年後の運用益342万円が全額非課税。課税口座との差は約70万円
両方フル活用 20年間の「得」の合計:561〜585万円(元本720万円に対して+80%)

「年収が低いからiDeCoの節税は大した額じゃない」——その考えは間違いです。年収400万円でもiDeCoの節税だけで毎年5〜8万円が確実に戻り、20年で100万円以上になります。これは株の運用益と違い、相場に関係なく確定している利益です。

NISAは「増えた利益を守る」、iDeCoは「今年の税金を今年取り戻す」。2つは競合しません。予算が許す限り、両方を同時に動かすことが年収400万円以下の人にとって最も合理的な資産形成戦略です。

今日できることは一つ。iDeCoの事業主証明書を会社の総務に依頼すること——これだけです。それが1〜2ヵ月後の口座開設、そして毎年の税金還付への第一歩になります。